2024-08-14
プロモーション

COCOHELI STORIES Vol.30を配信いたしました

【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。

大峰 菜奈子
AUTHENTIC JAPAN
目次

Vol.30 救急医で登山者・トレイルランナーでもある稲垣さん。笑顔の素敵な奥様と奥様似のお子さん達、そんな稲垣家の休日にお邪魔しました。

救急医としてアウトドアにおける救急医療 に深く携わっていらっしゃる稲垣泰斗さん。稲垣先生と山との出会いについて伺いました。「学生時代の友人5人組の中にボーイスカウトをしている山好きな友人がいて、彼に連れられて山に行くようになりました。初めは地元の標高400m位の山に行っていましたが、高い山にもチャレンジするようになり2年目にはアルプスに挑戦。当時は月に一度の山行に向けて、週末や放課後暇さえあればフードコートに集まって話し合っていました。「お前が 死んでもお前の親は俺を訴えるな!」を合言葉に順番にリーダーを務め、自分が担当の時は懸命に調べて計画を立てていたのが懐かしいです」と稲垣先生。山で仲間と過ごす時間が楽しく、いつしか山で過ごす時間そのものも楽しくなっていったそうです。またみんなで行けたらいいなぁとおっしゃっていました。

「山で過ごす時間のすべてが好きです。景色も美しいと思うし、1人で過ごす時間も良い、仲間と行くのもまた楽しい」。そんな山で過ごす時間が好きな稲垣先生ですが、山にいるときも“家族は今何しているかな?”“この美しい景色をみんなに見せたいな”と家族を想うことが多いそうです。トレランの長いレース中で辛くなった時には、娘さんの歌声が頭に流れてきて、それが応援歌になったり、息子さんがくれたお守りや手紙が力になったりしているそうです。山の中にいてもご家族と繋がっているのですね。

稲垣先生が山に行く際に安全のため心がけていることは、「基本中の基本である登山計画書を作ること。そして登山口で自撮り写真を送ること。なぜかって?登山の開始を知らせるためと、もしもの際に服装を言葉で伝えるのは難しいので、自分の服装がひと目でがわかるように写真を送るようにしています。入山時と下山時は必ず連絡をしますし、電波が繋がる場所では撮った写真を送ることもあります。また、ダウンロードした地図を使うことが多いですが、バックアップとして紙の地図を携行。そしてココヘリを持っていくことです」とおっしゃっていました。入山連絡を兼ねて、服装を写真で残すというのはナイスアイデアですね!

トレイルランニング大会との関わりも多い稲垣先生。勤めていた病院にトレラン大会で熱中症になった方が運ばれてきたことがきっかけでその大会の救護を手伝うようになり、そのうち他の大会からも依頼を受け、今では多くの大会に携わるようになったそうです。「僕が始めた頃は、救護体制は全くシステム化されていなかったので、一から作る感じでした。我々はなにか起こったことに対応することに特化している。大会でなにかが起こらないようにする努力もして、その上で我々みたいな人がそのバックアップでいるっていう感じが理想です」と、稲垣先生。一から救護体制をシステム化された話を伺って、独自のテクノロジーを使って捜索システムを作ったココヘリと通じる部分もあり、山の安全を守りたいという思いは一緒だと感じました。

「今、山での医療は専門職の ボランティアに頼っているところが多いけど、専門職だけ に頼らなくても良くなる 方法を見つけたいなと思っています。その方法の一つとして僕が取り組んでいるのが、野外救急法の普及です。血が出たらこういうふうにしましょう、といった具体的な対処法も教えていますが、本質的には何が危険なのか、何をしたらいいのか、その考え方を学んでいただいています。“動けなくなったからヘリで助けに来て!”とならないように、救助機関に電話しないといけないのか、本当に動けないのか、今、危険な状態なのか?というのを自分で判断できるようになればいいと思います」と、山での安全のために野外救命法を普及していきたいとおっしゃっていました。

奥様にもお話を伺いました。「ココヘリを持っていることは安心の一つになっています。もともと山に行く時は必ず登山計画書を残して説明してくれるし、連絡もマメです」と奥様。それでも無事に戻られるまでは心配だとおっしゃっていました。

「子供たちの体力がついてきたので、一緒に山登りしたいなと思っています。今でもたまに一緒に行きますが、強要すると嫌いになっちゃうので、子供たちが一緒に行きたいと言うのを待っています。妻も山は好きなので家族 4人で登山にチャレンジしたいですし、息子と2人で登山に行くのもいいかもしれないですね!トレランレースも細々と出続けたいと思います」と、お部屋で遊ぶお子さん達にやさしいまなざしを向ける稲垣先生ご夫妻でした。

プライベートで登山やトレランレースを楽しみながら、お仕事では日本のアウトドア医療のこれからを支えていく稲垣先生。そんな稲垣先生とご家族に、これからもココヘリは寄り添い続けます。

#ココヘリ

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