【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。
VOL.8 登山スキルを上げるため、毎週末山に登っているという、爽やかな笑顔が素敵な姫路さんの日常にお邪魔しました。
天体が好きで天文部に入り、星の写真を撮りたくてカメラを始めたのが中学2年の時。それ以降大学の時まで多くの写真を撮り続け、ふと「山の景色はまだとってないな」と思ったことがきっかけで、写真を撮るために山に登るようになったのが登山との出会いだと話す姫路さん。写真を撮るために始めた登山、それなのに現在姫路さんはカメラを山に持っていくことが少ないそうです。というのも、カメラをもって安全に登山をするためには荷物の軽量化と体力が必要と考えているから。
「工夫を重ねて荷物の軽量化もだいぶ進み、体力もついてきたのでそろそろ持っていきたいなと思っています。テント泊の際に空を見上げて美しい星空を見たとき、いつの日かこの綺麗な景色をカメラに収めたいと思うことがあります。今のところは自分の“記憶カメラ”ですが…」姫路さんはそう話してくださいました。カメラがきっかけで始めた登山でしたが、今では登山自体も趣味になっているそう。
登山の魅力についても伺ってみました。「山登りの魅力は、ピークハントという目標だけでなく、道具の軽量化や、事前準備、工夫などのプロセス自体が楽しいのが理由かなと思います。登山のたびにフィードバックが帰ってくるので、自分の成長も実感できます。」とのことでした。そんな姫路さんですが、やはりご家族は山に行くことを心配してらっしゃるそうです。
「やはり家族には心配をかけたくありません。難しいところにもチャレンジしていきたい気持ちと、家族を安心させたいという思いから、ココヘリに入会しました。山は広くて、孤独な部分もある。ちょっとしたことですごく不安になり、精神的に追い詰められる瞬間もあります。それが悪いスパイラルに繋がるケースも少なからずあると思っています。“ココヘリ”という安心材料があり気持ちに余裕が出れば、客観的に物事を見られると思うのです。決して油断するわけではないのですが、何かあったときの安心材料ってすごく大事だと思っています。ココヘリはそんなに高いわけではない。むしろリスクに対する対価としては全然安いと思うので、デメリットは全く無いなと思っています(笑)」と、とびきりの笑顔で話してくださいました。
ゆくゆくは海外の山にもチャレンジしたいという姫路さん。帰りを待つお母様にもお話を伺いました。「登山は危険なイメージがあるので、とても心配でした。でも本人は、しっかり準備と計画を立てているようなので、最近はそれを信じて心配し過ぎないようにしています。それでも下山の連絡があるまでは一日中落ち着かないです。連絡があったら家族で「下山したらしいよー」と毎回ほっとしています。息子とは離れて暮らしているので、たまに会った時には何となく頼もしくたくましくなっていて、それも登山のおかげかなと思って喜んでいます。ココヘリに入会して勉強会のようなものも参加していると聞いています。知識や経験のある方に教わる事は本当に大切だと思います。当初はココヘリへの加入は「いざと言う時のお守り」の様なものだと思っていましたが、素敵な先輩方との学びの場にもなっているようで本当に良かったと思います」
離れて暮らすご家族に心配をかけないように登山を楽しみ、チャレンジし、そして成長している姫路さんと、いつも息子の無事を祈っていらっしゃるお母さま。今日も二人の心を安心でつなぐのは「ココヘリ」でした。
「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。
ココヘリ。