【連載企画】COCOHELI STORIES 「いってきます」と「おかえりなさい」の間に。
Vol.21 安全登山学校の帰り際に駅で「こんにちは!僕ココヘリ会員なんですよ」と声をかけてくださった小池さん。パパ・ママそしてダンスが得意な可愛い姉妹、笑顔が絶えない小池さん一家の休日にお邪魔しました。
実は登山のきっかけはお子様の夏休み。「家族で山にいくかって話になって(小池さん、すでに登山には興味があったらしいのですが…)。家族を巻き込むかたちで最初は長女と二人で丹沢の大山へ。大山に登り、“茶寮 石尊”の抹茶ティラミスを目標に降りてきましたが、スタートが遅く到着時にはすでに閉店。長女にとっては楽しみにしていたティラミスを逃した初登山となってしまいました。」しかしながらその時感じた登山の楽しさに感動した小池さんは、家族で高尾山に登ったり、子供でも登れるレベルの山を見つけては一緒に登山を楽しんだりなさるように。「家族で始めた登山ですが、最近は習い事等で忙しくなった娘たちがあまりついてこないので、僕一人で山に行く機会が増えました。子供の体力などを考慮する必要も無くなったこともあり登山のレベルを上げています。今は登山がどんどん面白くなってきています」とおっしゃる小池さん。登山に行くときは、お嬢さんたち習い事の送迎と調整しながら前日夜中に移動して駐車場で朝を待つパターンが多いそうで、山梨県の山を中心に月一は登っていらっしゃるとのこと。夜中の出発の際には、前日に奥様と無事の約束をしてお出かけになるそうです。
ココヘリ入会のきっかけを伺うと、「一人で山登りする機会が増え、僕が帰ってこなかったり、死んで見つからなかったりすると家族が困るな、と思うようになりました。色々調べている時にココヘリを雑誌の記事で見かけて、家族がいるのできちんと備えておかないといけないと思い入会しました」と小池さん。奥様にお話を伺うと、「心配なので一人ではなく誰かと一緒に行って欲しい、と言ったことはあります。気が付いたらココヘリに入会していて、初めて聞かされた時はそんなのあるのだなという感じでしたが、ココヘリがあると送り出す方としては安心感があります。実は知り合いに山で亡くなった方がいらっしゃるのです。ガイドをされるような山のベテランだったのですが遭難されてしまって。ベテランでも何があるか分からないというのを強く感じました。何かあったときに見つかるというのが大事だと思います。状況がわからないのも怖いです。ココヘリで「どこに居るかがわかる」っていうのが一番大切だと思います。万が一の際、ココヘリが最後の切札です」とおっしゃっていました。
「山に行くときは、特に細かくは聞かないのですけれど、目的の山や下山時刻までに帰らなかったらココヘリに電話することをたがいに確認する感じです。いつもLINEで「着いたよ、今から登るよ」「降りたよ、これから出るよ」みたいな感じで連絡がきますね。割と慎重派で性格的にはきちんとするタイプなので連絡はまめです」と奥様。連絡がまめだといち早く異変に気付くことができるのでいいですね!小池さんに登山の際どんなことに注意しているか伺うと、「慎重派なので、必ず事前の下調べを入念に行います。ココヘリは安全対策としての手段の一つです。まずは登山計画を立てるためにも下調べをしっかりやる。行った先で気を付けることは天気ですね。また、装備にも気をつけて、連絡を細かく入れることも大切にしています」なのだそうです。
「山で綺麗な景色を見たときには、家族にも見せてあげたいなって思います。娘たちの習い事とかの送り迎えがあるので、これからは行く機会が少なくなるかもしれないですけど、可能な範囲で色々な山にチャレンジしたいと思っています。トレランにも興味がありますし、今後もたまには家族と一緒に楽しみながら、個人でもハードな山にチャレンジしつつ安全に登山を楽しみます」と意欲的な小池さんでした。
去年の冬、家族で高尾山のダイヤモンド富士を見に行かれたそうです。「家族で登った日はあいにくの曇り空だったのですが、なんと長女が高尾山に忘れ物をしてしまい、回収もかねて後日二人で登ったところ、偶然ダイヤモンド富士を見た後に金星が下りてきて富士山の頂上に入る瞬間に立ち会うことができました。忘れ物のおかげで絶景に出会えて、娘との思い出が一つ増えました」と小池さんが思い出の写真を見せてくださいました。
かわいい姉妹に「パパが山に行く準備をしているときは、ザックにココヘリが入っているか、ちゃんと緑で点滅しているかチェックしてね」とお願いすると、二人は「任せて!」と飛び切りの笑顔で応えてくれました。小池さんご夫婦とお嬢さん達。みんなで一緒に過ごす時間、パパだけで楽しむ時間。今後もそのバランスは変化していくと思いますが、これからも小池さんとご家族の思い出にココヘリは寄り添い続けます。
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