山岳テントは構造によっていくつかのタイプに分類できます

2024-08-13

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山岳テントは大きく4タイプにわけられる

 山岳テントはその構造と設営方法の組み合わせによって大きく4タイプに分けられます。構造は「ダブルウォール」と「シングルウォール」。設営方法は「自立式」か「非自立式」。本文でも触れましたが、居住性や耐候性、重量や扱いやすさをもっともバランス良く備えているのが自立式のダブルウォールテントです。山岳テントを初めて購入するという人には、まずはこのタイプをおすすめします。シングルウォールのテントは、軽さや前室を持たないミニマムなデザインを武器にした上級者向けという位置付けでしたが、プロモンテのVBシリーズのように前室を備えるモデルが登場したことでより幅広い場面で使いやすくなりました。

 「非自立式」は今回の記事では紹介していませんが、ペグなどで地面に固定しないと設営できない(文字通り“自立しない”)タイプのテントです。設営には慣れが必要ですが、フレームに頼らずに設営するぶん軽量化でき、またデザインの自由度も上がります。場面に応じて使い分けるという意味でも、2つ目、3つ目のテント探すときには選択肢にくわえたいモデルです。